問題認識できていないと改善はうまくいかない事が多いです。
改善が進まない現場では、問題がないのではなく、問題として認識されていないことがあります。毎日同じように発生している手待ち、探す時間、手直し、確認漏れも、当たり前になるとムダとして見えにくくなります。改善の第一歩は、現場で起きていることを問題として言葉にすることです。
改善が上手くいかないのは経営者と現場との考え方の違いによるものです。
経営者と現場の考え方についてみていきます。
問題を認識・共有していないと推進力を失う

問題を認識・共有していないと推進力を失ってしまいます。
これは経営者と現場は元々考え方が大きく違う事が原因です。
「なぜ現場は自分で考え自分で改善してくれないのか?」と思った事はありませんか?
また、先導しているのに社員がついてこないという事はありませんか?
そのように思った事がある方はまず、経営者と現場の考え方の違いを知りましょう
経営者の考えは未来志向
経営者は会社をどうしていきたいかという理想と、現状の出来ていない事を良く知っています。
ですので、とにかく改善がしたい。つまり社長は未来志向である事が多いです。
それなのに、「現場は自分で考えて、改善してくれない」と腹立たしく感じています。
また先導して改善を行ってみても、現場がついてきてくれないという事態にどうすればいいのかわからなくなってしまいます。
現場の考えは現状志向
一方現場は現状志向であると考えます。
今やっている作業が最も重要であり、作業に支障が出ていないため問題があるとは思いません。
また改善の目的が分からないためやる気が出ず、今やっている作業を優先してしまう事が現状です。
経営者と現場の考え方のギャップを埋める事が重要
このように経営者と現場ではそもそも考え方が違います。
共通の問題意識を持たないままでは改善を進める事が難しくなってしまいます。
考え方が違う事は悪い事ではありません。
どうやって足並みを揃え、共通の問題認識を持てるかが改善を推進する上で重要だと考えます。
次回は、問題認識のために必要なことについてお話したいと思います。
問題を認識できない状態とは
問題を認識できない状態とは、現場で困りごとが起きていても、それが改善対象として扱われていない状態です。「昔からこうしている」「これくらい仕方ない」と考えると、ムダが日常に埋もれます。まずは、ありたい姿と現状を比べ、差があることを見えるようにする必要があります。
ムダを見つけるための視点
ムダを見つけるには、作業時間だけでなく、探す、待つ、運ぶ、戻す、確認する、やり直すといった行動を見ることが大切です。日報、朝礼、現場観察、チェックシートを使うと、普段は見過ごしている小さなムダが見えてきます。小さなムダを集めることで、大きな改善テーマが見つかります。
現場と問題を共有する
社長や管理者だけが問題だと思っていても、現場が同じ認識を持っていなければ改善は進みません。問題を共有するときは、責めるのではなく、事実と影響を示します。どの作業で、どれくらい時間がかかり、どんな困りごとにつながっているのかを共有すると、改善への納得感が生まれます。
問題認識を課題形成につなげる
問題を認識したら、次は課題に変えます。「工具を探す時間が多い」という問題なら、「工具置き場を3定で整える」「使用頻度ごとに配置を見直す」といった課題にできます。問題を行動できる言葉に変換することで、改善が実行に移りやすくなります。
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よくある質問
問題(ムダ)を認識できていないと、改善ができないで最初に押さえるべきことは何ですか?
問題(ムダ)を認識できていないと、改善ができないでは、現場のどのムダや課題を解決したいのかを明確にすることが重要です。目的が曖昧なまま進めると、活動はしていても成果につながりにくくなります。現状、困りごと、期待する効果を整理してから始めます。
問題(ムダ)を認識できていないと、改善ができないは何から始めればよいですか?
まず、現場で起きている事実を小さく集めます。作業時間、手待ち、探す時間、手直し、移動、確認漏れなどを見える化します。その中から影響が大きく、すぐ取り組めるテーマを選ぶと、改善活動を進めやすくなります。

