業務改善、現場改善、生産性向上の支援を行っています。町工場出身の中小企業診断士G.F.Consulting代表上村です。
今日は私が製造業のコンサルティング時に意識しているフレームワークについてお伝えします。
変化への抵抗

上図の中で今回は二つご紹介しています。
一つ目は左側「ザ・ゴール」より、変化への抵抗です。
これは特に製造業という訳ではありませんが、改善案を行う上で必ず起こる抵抗です。
この抵抗を解消するために事前分析による定量的なデータでの説得が重要です。
ここではいかに論理的な事実を提示できるか、正確に伝えられるかが鍵となります。
現状「上手くいってしまっている」人に、何がいけないのかを伝えるのは非常に難しいものです。
また社員の方に、我々コンサルは敵であるとの認識を持たれる場合があります。
そのため、協力者を会社の内部に作る事も重要となります。
インタビュー、現場調査を通じて、出来るだけ、「あなたの仕事を楽にするために来ている」という事を論理的に伝えていきます。
ですので言葉のチョイスは非常に気を使います。
時には時間がなくても、休憩所で一緒に談笑する事も必要となります。
それでもやはり人と人とのつながりですので、ウマが合う人を協力者にすることがスムーズになると思います。
私としては多くの人とウマが合うように柔軟な考え方を身に着けていかなければと考えています。
ECRS
二つ目はECRSです。
これも製造業以外でも使いますね。業務改善といえばコレって感じです。
中小企業診断士の一次試験にも出てきますが、順番が大事という事で、私はナマイカで覚えました。
業務改善の中で、ECRSを使う場合、基本的には業務フローの見える化を行います。
巻紙分析などを社員と一緒に行って、業務フローを見える化し、さらに社員と一緒にECRSを検討していきます。
この際にはファシリテーション能力が求められます。
いかに、もれなく、ダブりなく情報を引き出すかは、我々の腕次第でしょう。
その上で必要な改善の方向に社員の考えを上手に導いてあげます。
業務そのものは社員の方がプロです。彼らの協力なしでは、本当の改善案は出てこないのです。
という訳で今回は二つお伝えしました。
実際に使うと必ず頭に入りますよ!身の回りで実践してみるのも勉強にも、実務にもいいのではないでしょうか?
変化への抵抗が起きる理由
現場改善では、正しい提案であってもすぐに受け入れられるとは限りません。作業者にとっては、慣れたやり方を変えること自体が負担になります。品質が不安定になるのではないか、作業時間が増えるのではないか、自分の経験が否定されるのではないかという不安も生まれます。改善を進める側は、抵抗を単なる反対意見として扱うのではなく、現場が何を心配しているのかを確認する必要があります。
ECRSで改善案を整理する
ECRSは、排除、結合、交換、簡素化の順で作業を見直す考え方です。最初から設備投資や大きな仕組み変更を考えるのではなく、不要な作業をなくせないか、似た作業をまとめられないか、順番や担当を変えられないか、もっと簡単な方法にできないかを確認します。この順序で考えると、現場にとって受け入れやすい改善案を作りやすくなります。
抵抗を減らす進め方
改善案を出すときは、目的、変える範囲、試行期間、評価方法を明確にします。いきなり全面展開するのではなく、小さく試して効果を確認することで、現場の不安を下げられます。特に作業手順を変える場合は、品質、安全、納期への影響を事前に確認し、問題があれば戻せる状態で始めることが重要です。
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よくある質問
変化への抵抗とECRSで最初に押さえるべきことは何ですか?
変化への抵抗とECRSでは、現場のどのムダや課題を解決したいのかを明確にすることが重要です。目的が曖昧なまま進めると、活動はしていても成果につながりにくくなります。現状、困りごと、期待する効果を整理してから始めます。
変化への抵抗とECRSは何から始めればよいですか?
まず、現場で起きている事実を小さく集めます。作業時間、手待ち、探す時間、手直し、移動、確認漏れなどを見える化します。その中から影響が大きく、すぐ取り組めるテーマを選ぶと、改善活動を進めやすくなります。


