業務改善、現場改善、生産性向上の支援を行っています。
町工場出身の中小企業診断士G.F.Consulting代表上村です。
今回は事例を挙げて生産性向上への取り組みを紹介したいと思います。
前回、改善を行い、改善効果を評価するというところまでをお伝えしました。
今回はその続きを紹介していきたいと思います。
追加改善案の検討
前回までの内容で、改善案を実施し、評価を行いました。
前回の評価で、温度管理の問題がより明確となったため、意思決定を行うための情報を集めていきます。
上図のような内容を改善チームで議論し、改善案を実施すべきか検討していきました。
今回改善チームでは詳細な情報を集め、社長の決定を促すだけの説得力のある改善案を提出する事が出来ました。
まとめ
現場での問題の認識からスタートした改善は、改善チームにより正式に調査分析へと移りました。
その中で改善案の立案、実施をして、結果を評価し、また調査分析へと入る事で改善に成功しました。
今回の事例で私は今あるデータを活用し、生産性指標の見える化を行った事で、改善のきっかけを作りました。
そこから先は改善チームのフォロー、助言という形での参加となり、あくまで当社の社員による改善へと導きました。
上図のような問題解決能力が社内に身についていけば、間違いなく企業は成長していきます。
当然新しい問題が出てくるわけですが、社内で解決できるものは社内で解決するのが基本だと思います。
その中で人事制度の問題など、規模が大きくなった際に出てくる新たな問題に対処していく。
その時はまた私のようなコンサルの出番となるでしょう。
改善事例A社については以上となります。