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切削加工1

現場改善

G.F.Consulting代表 上村正和
職人一筋、木工加工から精密金属加工までを経験。精密金属加工会社では工場長を務める。現在は、中小製造業を対象に現場が活きる経営のサポートを行っている。コンサルティングを中心にのべ100社の支援実績。「日本の製造業をもう一度世界一にしたい!」という想いで支援を続けている。

千葉県から業務改善、現場改善、生産性向上の支援を行っています。

町工場出身の中小企業診断士G.F.Consulting代表上村です。

 

今回は私が工場長をしていた会社が行っていた切削加工についてお話していきたいと思います。 

 

 

切削加工とは

切削加工とは、切削加工用工具を用いて金属などの材料を切って削って行う除去加工になります。

 

わかり易い工具としてはドリルがあります。

ドリルは切削加工のメインの工具の一つでしょう。

ただドリルは穴しか加工できません。

 

エンドミルという工具で外周、内周など複雑に加工する事ができます。

これは突き詰めていくとノコギリですね。これはちょっと違う!と言われそうなものですが。

捻じれのない刃物ですと丸鋸と原理は一緒です。

 

ドリルとエンドミル以外にも多くの工具がありますが、基本はこの二つがメインだと思います。

原理的にもこの二つからの派生的なものであると私は考えます。

 

特徴は塊から削っていく事で、完成品は当然小さくなります。

小さくなったものは、もう後戻りが出来ないというのも一つの特徴ではないでしょうか。

 

削ってしまった切りくずは廃棄する事となります。

これは切粉といいます。

 

切粉の形状でその加工の良し悪しが分かりますので、「いい切粉ですね」は通な誉め言葉でしょう!笑

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』切削加工より

 

 

切削加工は精度が命

切削加工というのは大量生産には直結しない加工方法です。

大量生産向けと言えば、金型を用いた製造方法が挙げられます。

 

その金型を作るうえで重宝されるのが切削加工です。

型の精度が悪いと、型で作られる製品の精度はもっと悪くなってしまうので、切削加工のような精密加工を行う必要があります。

 

また部品として使われるものでも、大事な部分には切削加工が用いられます。

鋳物で作って必要な箇所だけ切削というのも、良く行われることです。

 

ただし、研削加工というさらに精度が出せる加工があります。

研削加工というのは仕上げがメインであり、形状を作る事が苦手ですので、切削加工との組み合わせで良く使われます。

また焼き入れ後にも研削は可能ですので、その点も有利でしょう。

 

またもう一つ精度の出せるもので、放電加工というものがあります。

こちらも精度をだすのは得意な加工です。

こちらも切削加工の不得意な箇所を加工するのによく使われます。

 

いずれにしても切削加工というのは精度加工の中の万能選手であり、花形加工の一つでしょう。

 

今回はこれくらいでそれではまた!