改善の流れは右図の通り、以下の順番で行っていきます。
- 問題の認識
- 原因究明
- 改善案の立案
- 改善の実施
- 結果の評価

①ヒアリングと会議で問題認識と共有
問題認識では、経営者と現場のギャップを埋めて、全社一丸となって同じ問題を認識する必要があります。 そのためにありたい姿と現場の現状についてヒアリングと改善会議を行う事で経営者と現場のギャップを埋めていきます。

生産性向上のための改善を進めていくには、5つのステップを踏んでいく必要があります。
問題を認識・共有していないと経営者と現場の意識の大きな差があり、改善を推進する事ができない
問題認識を行うためには、ありたい姿と現状把握が必要となります。 ありたい姿はより具体的に描くことが重要です。 現状を把握するためには強みと経営資源を考える必要があります。 この2つのギャップが問題であり、ありたい姿に向かうためにすべきことが課題です。 是非ありたい姿を描き、現状を把握してみてください。 次回は現場との共有のポイントなどをお話していきたいと思います。
社内で共有する事で推進力を高めましょう! 問題はただ認識するだけでは意味がありません。実際に改善活動を行う現場にやる気や納得感を与えて、推進力を高めましょう!
②IE手法を用いた原因究明
原因究明については、現場診断によって改善効果が高く、改善実施をしやすい対象業務明確にします。 具体的にはIE手法などを用いた稼働率分析、工程分析、レイアウト分析などです。場合によっては日報や各種現場資料から診断を行うなど、現場の状況に合わせ、負担が少なくなるように現場診断を調整致します。

日報で原因を究明するにはどうしたらいいかを考えます。 日報をムリなく活用する事が大事です。
原因究明のプロが使うIE手法の活用についてお話します。 PQ分析、ワークサンプリング、統括工程分析などについてお話します。
誰でも簡単PQ 分析!パレート図で何でも見える化についてお話しました。 PQ分析については、製品と生産量の関係を分析するものというお話をしました。 パレート図の作り方については、データ収集、並べ替え、グラフ化の順で行う流れを動画も交えてお話しました。 最後にグラフの見え方と簡単な分析方法や改善効果の試算についてお話しました。 分析についてはそこから何が見えてきて、どんな事が言えるかが重要です。 データのいう事実からその奥にある真実にたどり着く事が必要となります。 何となくではなく、トコトン考える。 まずはグラフ化して新たな気づきが得られたら一歩前進です。 簡単ですので、是非やってみてください。
③現場の意見を取り入れた改善案の立案
改善案の立案では、改善の骨子を作成し社内の同意を得たうえで、現場の方の意見を採用しながら、改善案を立案していきます。 改善案にも現場の方々からの意見を入れる事で、御社ならではの工夫うが得られること、また現場の方が実際に働きやすくなるための改善へとつなげる事が出来ます。

現場が成長する5Sで改善効果を高める方法についてお話しました。 外面だけではなく中身のある3Sを達成し、それを維持させる事が重要です。 そのためには自分で考え、実行するように促していく必要があります。 最初は対象を限定したり、考える事を具体的にすることで経験を積ませます。 また、定期的に5S活動の時間を与える事で習慣化させていきます。 経験を積んだ内容を作業として実行していくのは現場の得意分野です。 5Sを通じて成長を促していきましょう。 小さな事から始めるので負担も少ないです!是非すぐに始めてみてください!
エンドミルやドリルの整理整頓のコツはサトシの観点で考える事です。
改善ルールを決めないと、現場は改善をやめてしまいます。 以前にもお話しましたが、基本的に現場は現状志向です。今の仕事が一番大事です。今の仕事・役割に改善を組み込まなければ、改善を辞めてしまうでしょう。
④現場が活き活きする改善の実施
改善の実施では全体スケジュールの作成と、改善チームの設置、運営を支援致します。 改善では上手くいかない事が多く発生します。 その際には私の現場経験と、経営コンサルタントとしての知見が大きな役割を果たします。各現場のレベルに合わせた、指導や資料を用意して、推進力を高めていきます。

3つのポイントで改善会議の質を向上させる方法についてお話しました。事前にテーマを共有する事で時間短縮。進行役を設ける事で時間短縮と会議の成果向上。ホワイトボードを活用することで時間短縮と共有。以上のメリットがあります。 特別な道具などが必要なわけではないので、是非ポイントを押さえて、改善会議を推進してください!
社員のやる気を引き出すためには、やりがいが必要です。 一方、待遇改善などは働きやすさに関わるものです。 改善活動の中で、社員のやる気が上がらない!そんな事でお困りの社長さんに見てほしい。 給料を上げたのにやる気が落ちた!そんなことにならないための考え方を御伝えします。
⑤GF式改善効果の測定
改善効果の測定では、最終的に財務諸表に表れてきます。 具体的にどの項目に効果が表れてくるかをあらかじめ決めておくことで、効果を測定していきます。 また、売上の増減や環境の変化など、改善効果の測定に影響を与える事がありますので、工程の作業時間を測定するなどして、効果の測定も行っていきます。 改善効果を測定する事で、現場の方の改善に対する自信が出てくること、また新たな改善に取り組んでいこうというモチベーションアップにつながります。

改善効果の測定のメリットは「利益率向上のための改善の修正」が図れる事です。 また改善効果は損益計算書に出るが、隠れやすいというお話をしました。 隠れやすい効果を測定するために、環境変化の考慮と、定期的チェックを行ってください。 現場改善の効果は人・機械(設備)・材料に表れます。 これらを定期的にチェックして、利益の上がる会社にしていきましょう。
コンサル契約までの流れ
コンサル契約までの流れは以下の通りです。
- 無料診断の申込み
- 無料診断の実施
- 報告・提案書提示
- ご契約